計画無痛分娩出産レポ ~完~

 

はじめに

9月20日〜22日の計画無痛分娩の出産をレポ形式にしました。句読点ついてないので最後らへんは死ぬほど読みにくいですがまあ気合いで読んでください。
1ヶ月ほど前から出産レポを夜な夜な読み漁って事前知識を持ち覚悟もしていたけど正直全然舐めてた。やっぱり我が身で経験しないとこの辛さは分からない。
でも無痛分娩やって本当に良かった〜と思ったし、これが将来フォロワーがもし妊娠出産を経験する時の手助けになれば幸いです。まあ、結論として無痛分娩は絶対にしろ、計画(誘発分娩)はなるべくするな、です。
用語の解説は長くなるのでしません、適宜調べて貰えると助かります。

 

20日

・12時〜 入院
予定より早く着いて受付に確認したら大丈夫とのことだったので少し待ってバルーン処置へ
内診で子宮口1cm開いており、バルーンも入れて準備完了
内診自体は痛いと覚悟してたので体感はそこまでだったが、バルーン処置が生理痛のような鈍痛がそこそこキツめで痛かった
内股になりながら2階の入院部屋へ

・13時〜 NST装着
若干の痛みを覚えつつも穏やかに雑談してた  
今日はバルーンが取れることが目標らしい
NSTが途中とれなくなって直してもらったそばからトイレに行き無事またとれなくなってしまった(助産師さんごめん)

・14時〜 促進剤1錠
痛みに波が出てくる  痛くてもまだ全然喋れるレベルだったけどだんだん波が来ると喋れなくなる  たまにめちゃくちゃ痛いやつが来る  生理痛レベル99
NSTが地味に辛い

・15時〜 促進剤1錠追加
3分〜5分間隔で1分ぐらいの痛みが出てくる しんどい たまらず四つん這いになって耐えたりなどする 何故かおしっこが出そうと思っても出ない
痛いがやや左仰向けぐらいで丁度よく痛みを逃せる体制を見つけられたのでその体制でうとうと眠ったりなどする ただただ辛い生理痛を我慢している時間  汗を死ぬほどかく 

・16時〜 内診&子宮口4cm
うとうとしてたら内診に呼ばれトイレで用を足す 今度はスムーズにおしっこできた  おしっこしてる間バルーンの管を太ももに固定していたのだが取れてしまい、中もほぼほぼ取れてるなと自覚する
診察室へ行くと案の定バルーンは抜けており、内診グリグリで痛みを我慢しつつ子宮口4cmで歓喜  子宮口の薄さも半分ぐらいかつとても柔らかくなっており、助産師さんに素晴らしいと褒めてもらう  嬉しい(嬉しい)

・17時〜 促進剤1錠追加
バルーンが取れたおかげか痛みが先程我慢していたものの10分の1程度になっており、軽く寝れたおかげか体力も回復して笑って雑談していた
今日はこれ以上の進展は見られなさそうだと17時半に旦那と祖母が帰る
痛みはあまりないが張りが規則的に来ているのでNSTを延長される  18時のご飯までに取れたらいいな…(フラグ)

・18時〜 夕食
取れませんでした(キレ)仕方ないので飯を食らう
めっちゃ美味かった 上品かつ健康的なご飯って感じでとても良かったな〜 オクラの小鉢が自宅で再現したいぐらい美味しかったです
仕事終わりの母親と電話しつつ完食  途中切ってトイレ行くタイミングで院長先生が挨拶に来てくれて、まだパンツを下ろす前だったのですぐ出た  びっくりしてた(そりゃそう)このまま何もなければ明日は6時から促進剤だそうです

・19時〜 NST外す
規則的な張りが結局いつまで経っても終わらなかったのでやっとNSTを外してもらい着替えを渡される 21時になったらまたNST付けるのでそれまでにシャワーを浴びてくださいねとのこと  暫し腹の解放感に酔いしれる
うんこめっちゃ出た ここで血混じりの粘液栓が出ているのを確認  おしるしみたいなものです

・20時〜 風呂
風呂上がったけど暑い 暑すぎる 誰も見てないのをいいことに室内を裸で闊歩(最悪)(部屋は鍵かけちゃいけないので普通に助産師さん入ってくる可能性あります)周りに近況を報告しつつクソデカテレビくんでYoutube見ながら髪を乾かす
痛みはほとんどなし  張ってる間ちょっと痛いかも

・21時〜 再度NST装着
NST装着 旦那が買ってきてくれたみかんゼリー食べて動画を見ながらゆっくりしている
今更知ったけどNSTには子宮収縮を示す数値があり、一般的にお腹が張っていない状態の数値は20~30を示し、少しお腹が張ると40~50ほど、とても強い張りの場合は、90を超えることもあるらしい  陣痛が始まると100を超えるようになるんだとか
しかし「生理痛程度だな〜」という痛みの感覚で数値は87だったりするから、もしかすると私は痛みに強いのかもしれん…と謎の自信がつく

・22時〜 NST取り外す
やっとNSTが取れた  上で解説したこと助産師さんに話したら「あんまりアテにならないんで気にしなくていいですよ〜☺️」て言われた 残酷
相変わらず張ってる時の痛みはあまり変わらない  動画見ながらダラダラ過ごす
自販機にミルクティー買いに行くタイミングで生理中の血の塊が漏れ出てくるような感覚に襲われ、慌てて部屋に戻り確認するとガッツリ血と粘液栓が出てきている 何回出るんや

・23時〜 就寝
就寝体制に入る 昼は促進剤が聞いて横になるのが苦しく仰向けでなんとか取り繕っていたが、もう横向きになっても苦しくなくて感動する 
かなり頻繁におしっこ行きたくなる 替えのトイレットペーパーが入ってる棚がなかなか開けられず5分ぐらい冷や汗かきながら四苦八苦する  開いたわよかった
暑!室温24度なのにあちい!!寝汗を大量にかく

 
21日

・5時〜 起床 NST装着
ふくそん誕生日おめでとう!うちの子も今日誕生日にできるように頑張るぞい(なお……)
NST装着のために5時半に起こされる 早いて… ベッドをちょっと上部に起こし装着 胎動も感じれて良かったね
張りがたまに来るとあ〜これこれと最早慣れっぽっちな痛みが来るが多分本陣痛はこんなものではない 結局夜中のうちは来なかったので朝からの促進剤でソッコーキメたいところ(なお……………)

・6時〜 
二度寝できるかな〜と思ったけどやっぱり不慣れな環境のせいか眠気は何処にすっ飛んでいく 便意あるのにうんちでなかった
お腹空きすぎて死ぬかと思った(誇張)モニターで張り見てたらお腹すいてギュルルゥンってなってる時20ぐらい出ててワロタ 測定すな(無茶言うな)
6時に促進剤を1錠飲むと聞いていたのだがいつまで経っても来ないのでどうしたんだろう?と思っていたらどうやらお子の心音が少しふらついてるのとお産の方が数名いるようで院長先生が忙しい(冗談抜きでマジでずっと病院にいる、住んでる??)らしいので遅らせるらしい  かまへんかまへん

・7時〜
たまに張りがきて少し痛むな〜と感じる 昨日は骨盤の痛みをよく感じたが、今日は子宮(お腹)の収縮をより感じる 仰向けがすこししんどくなってきた

・8時〜 朝食
朝食が来る 死ぬほどうまい 美味すぎて馬になった
朝食を完食した後NSTが上手くついてないので調節するもののお子の心拍数が下がっており助産師さんが慌てて部屋を出ていくがその後30分戻ってこず  おや?と思ったら日中勤の人が戻ってきたので聞いてみたら今は大丈夫とのこと なんかまだバタバタしてそう

・9時〜 陣痛促進剤の点滴開始
ようやく陣痛促進剤始まりました 当初は朝6時から内服薬の予定だったけど先生の判断でもう点滴しちゃおっか‼️でブスーいかれました 本格的に動けねえ
昨日の内服薬は子宮口を柔らかくしていくお薬で、今日の点滴はお腹を張らせるお薬らしい 多分これでお産が進んでいくのを願いつつうたた寝 ねむい

・10時〜 内診&抗生剤点滴開始 子宮口4cm
痛みの感覚が5分から3分感覚に だんだん鈍く重くなってくる
ここでGBS陽性だったので抗生剤の点滴を追加 一つ刺したらまとめて入れれるの知らなくてここでビビる 嬉しいサイコーありがとう
内診で子宮口の開きを確認、少し萎んじゃったけど4cmは開いたままっぽいです 今回痛かった〜

・11時〜 陣痛2分半〜3分間隔
いてえ!普通にめっちゃいてえ!!2分半〜3分間隔になり腰が碎ける感じがよくわかる  でもまだダンプカーレベルではないな〜とか思ってたらだんだんダンプカーレベル70ぐらいになってきた  声は出ないけど顔が歪んでしまう感じ

・12時〜 昼ご飯
昼食が来るも感覚が狭いので張りが来たら箸を止めるを繰り返しなんとか完食する 無痛処置したら飯食えないから…!!食い意地が張りすぎてる

・13時〜 無痛処置開始
ダンプカーのレベルが上がってきて耐えきれず無痛分娩処理 硬膜外麻酔の注射が痛すぎて遂に泣く  情けねえ
しかし注射してもらうとあっという間に痛みが引いていき麻酔の凄さを実感する
途中少しずつ流している時に左足だけがビリビリしていたことやちゃんと体が丸まっているかを助産師さんに確認していたら「ちゃんと調べてきたの?えらいね!」と褒めてもらい鼻の下が伸びる

・14時、15時〜
無痛処置が効いてきて足が痺れてくる 例えるなら畳の上で1時間正座した後って感じ 左を結構向いていたからか左側が特に痺れる  痛みの感覚はほぼナシ
今のうちに寝る

・16時〜 内診&導尿カテーテル開始 破水 子宮口5cm
動けないのが地味に辛くなってきた 足もずっと痺れたままだし(正常な反応なので問題はない)
内診してもらうと大体子宮口は5cmでなかなか進まずしんどいな〜と感じる
ついでに内診グリグリで人工破水してもらい、温かいものが漏れ出る感覚を覚える
導尿カテーテル開始、無痛処置をしているので痛くは無いがかなり違和感あり 尿意を覚えないはずだが常にトイレに行きたい感じ

・17時〜 麻酔追加
点滴の促進剤&人工破水してもらったからか痛みの進みが早く、我慢できるレベルではあるがもう麻酔入れてて今更我慢なんて…と思い麻酔を追加量入れてもらうが、これにより足全体から寒気を覚える 嫌な予感

・18時〜 夕食&促進剤点滴終了 
夕食が来るものの熱を測ると38.2度だったので完全に終わる  腰から下が無痛処理で使い物にならないため、ろくに座れもせず変な体勢で食事することになるが案の定食欲もなく3分の1ほど食べて下げてもらう  味はめちゃくちゃ美味しかったのに……
無痛なのに体がついていかないことが不安でしょうがなく旦那に泣きつき、結局ばあちゃんに泊まってもらうことになる ろくに動けないのでね…仕方ないね

・19時〜 内診 子宮口7cm
内診をしてもらい子宮口が7cmまで開いていることを確認する  促進剤と破水の影響すげ〜
熱がついに39度台を突破する  基本感染症罹らない&罹っても38度中々いかない人間なので高熱に慣れておらずまた泣く 辛い
解熱剤の点滴を入れてもらい、飲み薬でも2錠もらう

・20時、21時〜
記憶がないが多分寝てる

・22時〜 内診
内診により起こされ子宮口確認 7cmから停滞 
解熱剤が効いてきて猛烈に汗をかいていたので熱を測ると37.3度でだいぶ下がっており一安心 
ここで助産師さん2人がかりで全身を拭いてもらい着替えさせてもらう 有難いけどガンガン体動かされるから下半身が言う事聞かなくて何度も屁を浴びせてしまった  スルーされるのが逆に辛い  死にたくなる

 

‼️ここから辛くなってきてどんどん時間飛びます‼️
 
22日

・1時〜 内診 子宮口8cm
完全に解熱を確認 内診してもらうと子宮口8cm

・5時〜 起床&内診 子宮口9cm
おしりがグググ…と押されかなりキツめの便秘の便意を感じる 痛い  導尿カテーテルをしているのに尿意を覚える現象もここで発動  恐らく頭が下がってきて骨盤を押されまくっているから便意も尿意も感じていると思われる
内診してもらうと子宮口9cmでだいぶ下に下がってきており、朝のスタッフが揃い次第分娩台に行く判断となる
朝食が食べれないと思ってパンを食べる
旦那に連絡、仕事前に一度来てもらう

・6時〜 分娩室移動
スタッフさんが出揃ったのでストレッチャーで分娩室まで運んでもらう この作業が大変で、相変わらず足腰が言うことを聞かないのでなんとか踏ん張ってベッドからストレッチャーに移動し、こんな重い体で申し訳ねえ……と50億回謝りたくなる
分娩室は3つあり、どうやら広い個室のようで私しか入ってなかった 立ち会い出産は希望していなかったが、すぐそこにソファーがあり内診時はカーテンを閉めればいいだけのようなのでばあちゃんに入ってもらう

・7時〜 旦那到着
旦那到着  有給を続けて3日は流石に使えなかったので、1時間ほど滞在してすぐに帰り頑張って午前中に仕事を終わらせて午後から来てもらうことにする

・8時〜 朝食
まさかのまさか、分娩室に朝食が来たので歓喜して食べるが途中で「この体勢だと赤ちゃんに負担がかかるみたいで…」と体勢を横にして取り上げられ結局3分の2ほど食べ損ねてしまう この後死ぬほどお腹空くのでしんどかった…
旦那と健闘を祈り合い見送る

・9時〜
相変わらず尻にズーンとくるがまだ余裕  しかしここら辺で「あれ?午前中には産めないな?」と察する
ここから1時間毎に内診

・11時〜 問題発生
内診をした助産師さんの顔つきが厳しくなり、何やらもう1人にも内診をさせて確認し話し合いしていたのでかなり嫌な予感がする
案の定胎児の位置がよろしくなく、というのも私は頭が下を向いていればまず大丈夫だと思っていたのだが児頭のある方向というのも関係しているらしい
いわゆる回旋異常というやつで、胎児は顎を引いて背中を丸めうつ伏せの状態(OA)で骨盤を通らなければならないのだが、頭の入り方が斜めからいってしまったらしくそのままだと最終的にはOPという形になってまず出て来れないのだという(OPは骨盤を通れる形をしていない)

OAとOP

回旋異常があるとお産に時間がかかり、胎児が危険な状態に陥ることがある
あくまでこの時点での仮の可能性だが、念の為胎児の向きを変えるよう促すため右向きにかなり深く倒れた状態(側臥位)で様子を見る ここからが地獄だった

・12時〜
再度内診をされ、数人の助産師さんに囲まれながらなんとか良い方向に進んでいることを願う  が、現実問題そんなに甘くはなかった
エコーをしている最中「「あ」」という2人の助産師さんの声がし、見たところ体勢が完全にOPになってしまっているのを確認 絶望
ただかなり下がってきていてエコーでも分かりにくいため、院長先生の判断を待とうという所にやっと診察で忙しかった院長先生が到着、すぐに内診とエコーで見てもらう
無事院長先生により完全にOPだと診断され、母子の安全のため帝王切開の可能性を説明されて更に絶望するが 「とりあえずどうするかは旦那さんが来てから決めましょう」と言われる
旦那に電話連絡、帝王切開の可能性があるとだけ伝えて急いで来てもらう

・13時〜 旦那到着&麻酔追加
疲れによりしばらく部屋で休んでもらった後昼食を食べたばあちゃんにも戻ってきてもらい、助産師さんに説明してもらう
13時半頃に旦那到着 ひとまず安心 勿体ないので私の分の昼食を食べてもらう
体勢が強制的なのでかなりキツく痛みも強くなってき、麻酔を追加してもらう 

・14時〜
当然の如く熱が出るが最早熱慣れして自覚症状なし 麻酔量を追加してもただひたすらにしんどい 解熱剤を点滴してもらいながら側臥位に耐える
辛くて呼吸が疎かになっており、酸素マスクを着けるも恩恵がまるで分からない  これ意味あるんか?
もう何がしんどいとか何が辛いとかわからなくて旦那に腰と背中をさすってもらう  
右腕に固定された血圧計が陣痛きたタイミングとかとにかく嫌なところで計測勝手に始まるから死ぬほど腹立ってた

・15時〜 手術室へ移動
いよいよ喋れなくなり意識も半分飛ぶ、気付けば周りに院長先生と5、6人の助産師さんがいてビビる
院長先生の内診とNSTの反応の結果、お子の心拍が下がっており母体にも影響が出つつあるため急遽吸引分娩に切り替え、それでもダメなら緊急帝王切開との判断になる  助産師さんが更に増え院長先生にこれからのことやリスクの説明をされて恐怖により3度目の号泣  テキパキと移動の準備をする助産師さんに囲まれながら「なんでこんなことになったんだ……」と思う
院長先生に励まされ、旦那とばあちゃんへこれからの説明をしている内にあれよあれよと手術室へ搬送

・16時〜 ‼️出産‼️
緊急帝王切開の説明をされたので完全にそのつもりになってしまい(まだ吸引分娩を試していないのに)、母親でさえ腹切らなかったのに……周りに腹切った人とかいなかったのに………と後悔の念に押される 完全に弱気になっていた
必死にエビのように丸まりながら局所麻酔薬を背中に注射され、あっという間に腰から下の感覚が遮断される 会陰切開もされているがこの時点で完全に痛みは無い  分娩台に足を開いた状態で固定され、太ももに触れると自分のものじゃない得体の知れない感覚にまた泣く
極度の緊張感とストレスにより飛蚊症が止まらない 目の前がチカチカする
準備が整うと、目の前にいる院長先生に「旦那さんたちには入ってきてもらう?」と聞かれる 元々二人とも血が苦手なため立会い出産は望んでいなかったが、それ以上に今入ってこられると自分の意思が決壊しそうなので泣きながら首を横に振る
しかしそれまでの私の様子を見ていたからか、「今から吸引分娩するからすぐ横についてもらって、もし帝王切開になったら扉の前で待っててもらおう?」と言われ、いつの間にか枕元に来た旦那とばあちゃんの姿を見て泣く 頭の中の私が「ほら〜〜だから言ったじゃん!!!」ってキレてるけど結果として院長先生の判断は間違いではなく、いてくれたからこそ頑張れたし本当に良かった 後に聞いた話だが旦那は私がいきむ間頭を支えてくれてたらしい
助産師さんに今一度いきみ方を説明される  麻酔をされて感覚がないのでNSTで陣痛が来たのを確認した時に一度息を吐き出し、鼻から思いっきり吸って息を止め分娩台のレバーを掴んで踏ん張る、これを繰り返す
なお、吸引分娩なので上から助産師さんが私の腹を思いっきり押してそれを腟内に入れ込んだ吸引器でお子の頭を吸い一気にお産を進める連携プレーで産むらしい
「ママ!絶対下から産むよ!産道から出てくるのをイメージして!口から息を吐き出して鼻から思いっきり吸って!声は出さずに目は私の方を見て!大丈夫、絶対下から産めるよ!!」と目の前の助産師さんに激励されてやっと死ぬほど頑張る決意をする

陣痛が来る、助産師さん達に声掛けされる、息を全部吐き出す、鼻から思いっきり息を吸う、息を止め助産師さんの目を見る、思いっきり踏ん張る、助産師さんもお腹を思いっきり押す
酸欠の中これを四回繰り返して「もう頭見えてるよー!!次の陣痛で産もう!あと一回だよ!ママ頑張って!!」と声掛けされて絶対に次で産むと覚悟が決まり、陣痛が来た時最後の力を振り絞って踏ん張る

次の瞬間、元気な泣き声が聞こえて下に目を向けると白い垢と血が所々に付着した正真正銘自分の子供を見て大泣きする 16時33分、3258gの元気な赤ちゃんでした
「頑張ったねー!!ママ頑張った!!」と大勢の助産師さんにお祝いされて自分の子供を産んだという実感を得る 人生で一番しんどかったし、感動した
その後はテキパキと写真撮影したり切開したところの縫合したり胎盤見せてもらったり綺麗にされてるお子の様子カメラで見たりであっという間だった  院長先生も縫合してる間終始何度も痛くないかとか体調は大丈夫かとか聞いてくれて本当に優しい人だなと思った  が、この辺りから麻酔処置の副作用で震えが止まらなくなりまともに喋れなくなる 震えのせいで血圧がバグり何回も自動で測り直されて腕がめちゃくちゃ痛かった(キレ)
麻酔で言う事聞かないせいでクソ重い体を頑張ってパジャマに着替えさせてくれ(助産師さん達に圧倒的感謝)、ストレッチャーに移され電気毛布に包まれながら部屋へ移動

 

という流れでした。20日の12時に入院して22日の16時に出産とか正直こんなに時間がかかるとか思ってなかったし、骨盤でかいからヘーキヘーキ!安産!!とか思ってたら普通に難産寄りでした。
冒頭で「無痛は絶対しろ、でも計画はするな」と言ったのは結局、陣痛が来ていない、体がまだ産もうとしていない所に促進剤を使って産もうとするわけだから長丁場になりやすいです。あと回旋異常が起きたのも分娩が長引いた影響によると思われる。
無痛分娩は硬膜外麻酔によるリスクも懸念されるけど、信頼出来る産院さえ選べばメリットの方が余程でかいです。私の所は24時間365日対応していて院長と副院長が麻酔科医の免許持ち、万が一何かあれば隣接の総合病院に搬送でした。硬膜外麻酔自体はクッソ痛かったけどその後の長時間の激痛を10分の1以下に出来ると思えば絶対やった方がいいです。麻酔しても痛いし。

でも正直、お腹に宿った命を産み落とすという行為自体をだいぶ舐めていたし、人生そんな上手くいかねえぞという神様からのお告げだったのかもしれない。例え無痛分娩だとしても楽なお産なんかひとつもない。だとしたら、私の場合大正解だと思った。緊急帝王切開一歩手前で、こんな大変な思いをして産んだからこそ愛おしい気持ちは何倍も膨れ上がったし、今ここに小さな命が存在すること自体が奇跡だとも。

相変わらず下ネタは大好きだしTwitter廃人だし頭は悪いし最悪だけど、ひとりの人間を産んだ以上の責任は伴うので結婚、妊娠、出産を経て少しでも人として成長出来てればと思います。

 

子育て、頑張るぞ〜〜〜!!!!!!!!